【レギュレーションF】PJCS予選3回目144位 瞑想ライコスタン

 

はじめに

今回はピヨリリィ杯で34位(レート1581)、てるチャレで4-3、そして第3回PJCS予選で144位(レート1740)を取った瞑想ライコについて記述します。

※それぞれで若干の違いはありますが、軸は変わっていません。詳しくは後述を参照

 

構築経緯

PJCS(ポケモンジャパンチャンピオンシップス)の予選は3回あり、その間には海外でもポケモンの公式大会や通常のランクマシーズンもあるため、その結果に応じて流行り廃りが起こり環境が変化します。実際、予選の3回目にもなるとレギュレーションFにおける構築の幅はかなり広がりました。

 

そのため私は、最初からある程度使いたいポケモンの枠を決めて、模索していました。実際に使いたい候補のポケモンはウーラオス(水悪は不問)・オーガポン・ガオガエン・ゴリランダー・タケルライコ・ハバタクカミ・パオジアンの7匹であり、この枠から色々構築を作って試していました。

 

そうした中で、パオジアン・水ウーラオス・タケルライコ・ガオガエン・ゴリランダー・化身ランドロスの6匹で構成された構築が1回目の予選で結果を残し、少しずつ海外の公式大会でも使われるようになりました。そして、この構成がちょうど私が使いたいと思っていたポケモンたちと被る為、瞑想ライコを最終的に模索することにしました。

 

幸いなことに既に瞑想ライコを使う構築の情報がいくつか出ており、それらから欲しい要素といらない要素を選別することで比較的簡単に6匹の構築を組み上げることができました。

 

採用経緯

まず、瞑想タケルライコは構築の軸であるため必須です。このポケモンは多くのトッププレイヤー達がTierランクのS~Aに位置づけています。実際、このポケモンは強力で積み切れば数的不利を簡単に覆すことができます。

 

そして、瞑想タケルライコを介護するためのゴリランダーガオガエンは必須です。ゴリランダー・ガオガエンともに猫騙しで相手の動きを制限できる他、ゴリランダーはグラスフィールドによりタケルライコの回復を、ガオガエンは威嚇と捨て台詞によってタケルライコの防御面をサポートします。

 

そして、これらのポケモンが苦手な中でも特に化身ランドロス・ブリジュラスを早急に処理したいため氷、水、格闘タイプは必須です。幸い、パオジアン+水ウーラオスの所謂パオウーラという並びがそのままこの要素を満たしつつ、構築全体のパワーを高めてくれるため、そのまま採用しました。

 

こうして、タケルライコ・ゴリランダー・ガオガエン・パオジアン・水ウーラオスの5匹は早くに決まりましたが、最後の1匹は難航しました。

 

元は化身ランドロスなのですが、化身ランドロスでは突如として流行り始めた雪パに対して鋼テラスを切ることを強要されてしまいます。

 

海外では、ウルガモスを採用してるプレイヤーもいました。ウルガモスはフェアリータイプを半減できる、炎の身体により火傷を狙えるという強みを持ちますが、タケルライコ・ゴリランダー・ガオガエンの@1と考えると、もっと瞬間的な火力が欲しく、また同系統の積み合いにおいて非常に厄介となるモロバレル咎める要素が欲しいと感じるようになりました。

 

そこで、負けん気の挑発コノヨザルや番犬の隠密マント挑発イイネイヌなどを使いましたが、結果的にサーフゴーが欲しい要素を満たしすぎているくらい満たしておりサーフゴーを採用しました。

 

サーフゴーは特性の黄金の身体で変化技を無効にすることでコチラに干渉してくるギミック構築に強い他、鋼タイプであるためフェアリータイプ・氷タイプを半減でき、全体技のゴールドラッシュと悪巧みにより第二の積みエースとして、このポケモンが試合を崩壊させるくらいの性能を持っています。

 

また、耐久に振ってやれば、ハバタクカミのシャドーボール、パオジアンのふいうちを耐える程度の耐久を持っていることで安定感が非常に高いのも好感触でした。

 

こうして、タケルライコ・ゴリランダー・ガオガエン・パオジアン・水ウーラオス・サーフゴーの6匹が確定しました。

 

個体解説

ガオガエン(ゴースト)

調整

特になし。

※後日別件で計算したところ、A200悪ウーラオスの暗黒強打+A-1インファイトをちょうど確定耐え(~99.9%)します。

 

本当に何もない。と、いうよりどうしても被弾回数が多くなるので、緻密に調整しても活きないというのが率直な感想。このポケモンはダメージ感覚をしっかり磨くことが強く使う近道。威嚇という特性上物理ポケモンに投げることが多いので、Bに厚めに振っています。

 

技は(フレアドライブ/鬼火/捨て台詞/猫騙し)で、鬼火を採用することでパオカイにも初手から投げてプレーできるようにしました。叩き落とすはノーリスクの殴り技として優秀なので、どちらがより優秀ということはないのですが、鬼火のおかげで楽ができた試合が多かった一方で、叩き落とすでなければ負けていた試合はなかったので、この判断で正解だったと思います。

 

タケルライコ(フェアリー)

調整

H:16n+1

B:A189パオジアンの氷柱落とし確定耐え

C:11n付近で瞑想意識の2n

D:瞑想意識の2n

 

この構築の軸にして、他の瞑想ライコスタンとの明確な差別化点。基本的にこうした構築のタケルライコは(迅雷/竜の波動/瞑想/守る)で採用されていることが多いですが、迅雷を切って10万ボルトを採用しました。

 

私はレギュレーションFの発表当時から、タケルライコの迅雷は2つ目の電気技の採用候補として評価していました。というのも、迅雷と竜の波動という技構成にしてしまうと相手を攻撃できない(=詰み状態になってしまう)状態が起きてしまうからです。

 

瞑想タケルライコというポケモンは現環境のトップメタでもあるため、何かしらの対策はされているものと考えて立ち回るのが前提になります。だからこそ、積み切った際に得られるリターンをより大きく、確実なものにするために、通ることが保証される10万ボルトを採用しました。

 

勿論、迅雷ではないことで水ウーラオスを上から縛れない等のデメリットは生じますが、迅雷がないことが明確に負けに繋がった試合はなかったです。それ以上に10万ボルトにすることで瞑想ライコミラーにおいて素早さに気を使わなくて良い為、他の能力に努力値を回せるメリットの方が大きかったと思います。

 

ゴリランダー(炎)

調整

A:11n

D:C205暁ガチグマのノマテラ珠ブラッドムーン確定耐え

S:準速バンギラス+2、最速暁ガチグマ抜き

 

グラススライダーの威力は下げられてしまいましたが、それでもこのポケモンは非常に強力です。能力値も全体的に高く、グラスフィールド込のウッドハンマーで火力を出しながら、受けもできるというのは唯一無二の性能でしょう。

 

最近では蜻蛉返りを切って、10万馬力を採用しているゴリランダーも見かけますが、スタンにおいてガオガエンとゴリランダーは常に控えに帰れる選択肢があることが重要だと考えているため蜻蛉返りを採用しています。そのため、相手のゴリランダーに対して上から蜻蛉返りを打てる幅を広げるため、素早さを高めに設定しています。

 

テラスタイプはハバタクカミ+イーユイの並びに対して強気に動かしたいため、炎テラスにしています。

 

サーフゴー(フェアリー)

調整

B:A189パオジアンの不意打ち確定耐え

D:C205ハバタクカミのシャドーボール、C205タケルライコの10万ボルト+迅雷確定耐え

S:準速バンギラス抜き

 

このサーフゴーの枠がスタンにおける自由枠です。渚パではランドロスでしたが、以降はハバタクカミ・ウルガモスなど多様化していきました。

 

私もこの枠はハバタクカミ・ランドロス・コノヨザル・イイネイヌなど色々使っていましたが、結局フェアリーの一貫を切れる、氷タイプに強い、モロバレルのキノコの胞子を受けないという理由でサーフゴーが一番安定しました。

 

第二の積みエースですが、特にスローペースなスタンミラーや雪に対しては積極的に悪巧みを積み、このポケモンでの全抜きも視野にいれます。テラスタイプは悪ウーラオスの暗黒強打・インファイトを半減できるフェアリーテラスタルで、技は(ゴールドラッシュ/シャドーボール/わるだくみ/まもる)で採用しています。

 

シャドーボールを切ってマジカルシャインを採用しているサーフゴーもいますが、あまりテラスタルを切るポケモンではないこと、サーフゴーミラーでシャドーボールを打てることを評価してシャドーボールにしています。

 

持ち物は事故を避けられる隠密マント・オボンの実など色々持たせましたが、結局ガオガエンに叩かれることを念頭に入れるなら、タイプ強化系が一番良いという結論に至りました。

 

ウーラオス(水)

調整

A:11n、テラス時災い水流連打でH84-B44の鋼・毒テラス化身ランドロスを確定1発

D:C207タケルライコの迅雷、C183化身ランドロスの力ずく珠大地の力、C156ハバタクカミのムーンフォース確定耐え

S:スカーフ込みで最速トルネロス抜き、味方のパオジアンより遅い

 

採用できない理由がないなら是非とも採用したいのがウーラオスです。中でも水ウーラオスは水流連打で急所に当てながら、気合の襷をもつ低耐久のポケモンを迅速に処理することができます。

 

一般的なスカーフウーラオスは138(最速テツノツツミ抜)まで振るパターンが多いですが、私は最速トルネロス(179)抜きまでに抑えて耐久に振りました。

 

理由として、Sブーストするハバタクカミをスカーフウーラオスは抜くことができません。また、Sブーストしないハバタクカミはトルネロスエルフーンと組んで追い風をしたり、コータスのひでりで古代活性を発動させるため、これもスカーフウーラオスでは抜けません。また、パオジアンも水流連打で倒すにはテラスタルを切らなければならないため、基本一撃では倒せません。

 

そのため、耐久に振って色々耐えて返した後に一度引き、終盤の詰めにもう一度使う運用が強いと思い、タケルライコを倒しに来る化身ランドロス、上から蜻蛉返りを打ちたい最速オーガポン、1ターン目に追い風を展開されなかったときや悪戯心の上からアクアジェットを打てる、最速化身トルネロスボルトロス抜きに素早さを設定しました。

 

パオジアン(ゴースト)

調整

B:A200水ウーラオスの水流連打確定耐え

 

タケルライコ・サーフゴー・ガオガエンがいずれも地面タイプが弱点であるため、地面タイプの弱点をつけるポケモンは多く採用したいです。そうした中で、パオジアンは頭が一つ抜けており、水ウーラオスとも非常に相性が良いポケモンです。

 

本来は最速にして採用したいのですが、最速にするとダメージが足りない(HB♀イエッサンをじごくづきで確定にできない)という理由から意地っ張りにしています。このため、パオジアンミラーで負けてしまうことが多くなってしまいましたが、元々聖なる剣を切っている為、ミラーは諦めました。

 

逆にイエッサンやリキキリンをじごくづきで倒しながら、隣に水テラス水流連打を当てることでトリックルーム構築に対してイージーウィンできる可能性を残しました。ウーラオスの素早さをパオジアンより落としているのもこれが理由です。

 

後述

ピヨリリィ杯

サーフゴーの持ち物が隠密マント

主に雪パの氷への対策。結果的に凍ることへの対策より、ゴールドラッシュのダメージを少しでも伸ばした方が良いということで、予選では鋼鉄プレートになりました。

 

てるチャレ

パオジアン(氷柱落し/不意打ち/聖なる剣/守る)性格陽気

Bo3においては、聖なる剣があるとないとでかなり話が変わります。また、この構築はスカーフウーラオスが最速パオジアンの上を取っていないため、Bo3における勝率を安定させるために火力よりスピードを取りました。

 

本戦

パオジアン(氷柱落し/聖なる剣/氷の礫/守る)性格意地

ドドゲザンやガオガエン引きに合わせて打てるように格闘打点の聖なる剣を採用しました。元の構築がガオガエン・パオジアンの処理速度が遅かったこともあり採用しましたが、結果的には良くも無し、悪くも無しでした。

 

レンタルコード

 

最後に

今回、初のPJCS予選抜けを達成することができました。私はレギュFにおける結論パはこの瞑想ライコスタンであると思っています。

 

この構築は極論タケルライコ+ゴリランダー+ガオガエン以外は自由枠で好きに組むことができます。並びで戦う構築ではないため、単体性能の高いポケモンをある程度自由に採用することができますが、故に扱うのが難しい構築でもあります。

 

実際、私も好みはこうした構築ですが去年はハバタクカミ・イーユイ・テツノカイナ・ギャラドス・ディンルー・モロバレルを使いこなせず、こうしたタイプの構築では結果を出せていなかったので、今年はこのスタンで結果を出せたことを嬉しく思っています。

 

Spread Sheet

Rental Code:L8HTYN

Incineroar @ Safety Goggles  
Ability: Intimidate
Level: 50  
Tera Type: Ghost  
EVs: 252 HP / 4 Atk / 164 Def / 84 SpD / 4 Spe  
Impish Nature  
- Flare Blitz  
- Will-O-Wisp  
- Parting Shot  
- Fake Out  

 

Raging Bolt @ Leftovers  
Ability: Protosynthesis  
Level: 50  
Tera Type: Fairy  
EVs: 196 HP / 164 Def / 108 SpA / 36 SpD / 4 Spe  
Modest Nature  
IVs: 20 Atk  
- Thunderbolt  
- Dragon Pulse  
- Calm Mind  
- Protect  

 

Rillaboom @ Assault Vest  
Ability: Grassy Surge
Level: 50  
Tera Type: Fire  
EVs: 252 HP / 36 Atk / 4 Def / 140 SpD / 76 Spe  
Adamant Nature  
- Wood Hammer  
- Grassy Glide  
- U-turn  
- Fake Out  

 

Gholdengo @ Iron Plate  
Ability: Good as Gold  
Level: 50  
Tera Type: Fairy  
EVs: 252 HP / 68 Def / 84 SpA / 28 SpD / 76 Spe  
Modest Nature  
IVs: 0 Atk  
- Make It Rain  
- Shadow Ball  
- Nasty Plot  
- Protect  

 

Urshifu-Rapid-Strike @ Choice Scarf  
Ability: Unseen Fist  
Level: 50  
Tera Type: Water  
EVs: 156 HP / 156 Atk / 4 Def / 172 SpD / 20 Spe  
Adamant Nature  
- Surging Strikes  
- Close Combat  
- U-turn  
- Aqua Jet  

 

Chien-Pao @ Focus Sash  
Ability: Sword of Ruin  
Level: 50  
Tera Type: Ghost  
EVs: 252 Atk / 4 Def / 252 Spe  
Adamant Nature  
- Icicle Crash  
- Throat Chop  ( Maine Tournament:Sacred Sword )
- Ice Shard  
- Protect  

GS1 ラッシャディンルー+白馬

ヘイラッシャ

Dondozo @ Leftovers  
Ability: Unaware  
Level: 50  
Tera Type: Poison  
EVs: 252 HP / 116 Atk / 4 Def / 132 SpD / 4 Spe  
Adamant Nature  
- Wave Crash  
- Fissure  
- Yawn  
- Protect

調整

H:16n+1

A:H199ザマゼンタの身代わりをウェーブタックルで破壊

 

ディンルー 

Ting-Lu @ Figy Berry  
Ability: Vessel of Ruin  
Level: 50  
Tera Type: Fairy  
EVs: 212 HP / 116 Def / 180 SpD  
Impish Nature  
- Sand Tomb  
- Ruination  
- Stomping Tantrum  
- Protect  

調整

無し。ボックスにあった個体を適当に拝借

 

バドレックス(はくばじょうのすがた)

Calyrex-Ice @ Clear Amulet  
Ability: As One (Glastrier)  
Level: 50  
Tera Type: Water  
EVs: 252 HP / 196 Atk / 4 Def / 36 SpD / 20 Spe  
Adamant Nature  
- Glacial Lance  
- High Horsepower  
- Swords Dance  
- Protect  

調整

H:ぶっぱ

A:11n

S:50族(ドドゲザン、テツノカイナ)の同速意識でちょいS振り

 

モロバレル

Amoonguss @ Sitrus Berry  
Ability: Regenerator  
Level: 50  
Tera Type: Fire  
EVs: 244 HP / 172 Def / 92 SpD  
Sassy Nature  
IVs: 0 Atk  
- Pollen Puff  
- Spore  
- Rage Powder  
- Protect  

調整

H:オボンの回復意識の2n

D:C146化身トルネロスのWダメ木枯らし嵐でオボンのみ圏内に入る(50.0%~60.0%)

S:最遅

 

ガオガエン

Incineroar @ Assault Vest  
Ability: Intimidate  
Level: 50  
Tera Type: Ghost  
EVs: 252 HP / 4 Atk / 140 Def / 76 SpD / 36 Spe  
Impish Nature  
- Flare Blitz  
- Snarl  
- U-turn  
- Fake Out

調整

B:テラス時A172炎オーガポンのテラス晴れツタこんぼう耐え

S:ミラー意識のちょいS振り 

 

ミミッキュ

Mimikyu @ Mental Herb  
Ability: Disguise  
Level: 50  
Tera Type: Grass  
EVs: 252 HP / 4 Atk / 236 Def / 12 SpD / 4 Spe  
Impish Nature  
- Play Rough  
- Will-O-Wisp  
- Taunt  
- Trick Room  

調整

H:ぶっぱ

B:11n

S:90族禁伝の上から挑発をしたいので最遅ではない

 

感想

水テラスカイオーガ+てだすけイエッサン無理。

ムゲンダイナ、ザマゼンタ等の真っ向勝負で倒せないポケモン用のディンラッシャが全くと言って良いほど選出機会がなかった。

ディンラッシャ枠は要検討。一方で、テラス環境でも思った以上にバドレックスの回収率は良かった。

GS1 ホウオウサイクル

ホウオウ

@ Leftovers  
Ability: Regenerator  
Level: 50  
Tera Type: Dragon  
EVs: 204 HP / 12 Atk / 228 Def / 4 SpD / 60 Spe  
Adamant Nature  
- Sacred Fire  
- Brave Bird  
- Recover  
- Protect  

調整

H:再生力意識の3n, 自己再生の回復量が増える2n+1

B:A238白バドのブリザードランス(Wダメ)を2耐え

S:105族(ゴリランダー、ブリジュラス)等に上を取れそうなライン

 

ディンルー

@ Clear Amulet  
Ability: Vessel of Ruin  
Level: 50  
Tera Type: Poison  
EVs: 4 HP / 236 Atk / 4 Def / 116 SpD / 148 Spe  
Adamant Nature  
- Stomping Tantrum  
- Throat Chop  
- Taunt  
- Protect  

調整

A:11n

S:Sにあまり振っていない(20振りまでの)ガオガエンを抜けそうなライン、味方のガオガエン-1※地震採用していた時の名残

 

モロバレル

@ Sitrus Berry  
Ability: Regenerator  
Level: 50  
Tera Type: Fire  
EVs: 244 HP / 172 Def / 92 SpD  
Relaxed Nature  
- Pollen Puff  
- Spore  
- Rage Powder  
- Protect  

調整

H:オボンの回復意識の2n

D:C146化身トルネロスのWダメ木枯らし嵐でオボンのみ圏内に入る(50.0%~60.0%)

S:最遅

 

ガオガエン

@ Safety Goggles  
Ability: Intimidate  
Level: 50  
Tera Type: Ghost  
EVs: 252 HP / 4 Atk / 140 Def / 76 SpD / 36 Spe  
Impish Nature  
- Flare Blitz  
- Knock Off  
- Parting Shot  
- Fake Out  

調整

B:テラス時A172炎オーガポンのテラス晴れツタこんぼう耐え

S:ミラー意識のちょいS振り

 

ウネルミナモ

@ Choice Scarf  
Ability: Protosynthesis  
Level: 50  
Tera Type: Fairy  
EVs: 4 HP / 84 Def / 252 SpA / 4 SpD / 164 Spe  
Modest Nature  
- Hydro Steam  
- Draco Meteor  
- Flamethrower  
- Snarl  

調整

B:A187コライドンのA-1鼓動アクセルドライブを高乱数で2耐え(85%)

C:H252-D4ムゲンダイナを高乱数で1発(93%)

S:スカーフ込で最速黒バド抜き、準速ウーラオス抜き

 

タケルライコ

@ Assault Vest  
Ability: Protosynthesis  
Level: 50  
Tera Type: Grass  
EVs: 36 HP / 76 Def / 252 SpA / 4 SpD / 140 Spe  
Modest Nature  
- Electroweb  
- Draco Meteor  
- Thunderclap  
- Volt Switch  

調整

D:チョッキ意識の2n

S:4振り90族+2

2023年振り返り

 

戦績

公式大会

パルデアプロローグ 最終494位(1706.429)

PJCS2023予選第2回 最終963位(1681.739)

https://pokepast.es/38aa7b857a011872

 

非公式大会

TS Power Ranking Ver1 6位(160P)
Tera Square#24 優勝

Tera Square#26 準優勝

Mega Tera Square Best4

TS for Pokémon Parallel Arena Best16

PMCS 3位

第2回まつげの森Bo3大会 優勝

第3回まつげの森Bo3大会 優勝

 

振り返り

2023年は序盤こそ出鼻をくじかれた(ネット回線が死んでおりまともにオンラインプレイをあまりできなかった)こともあり、レギュレーションA・Bはほとんど触っておらず、PJCS予選直前でようやく復帰することはできたもののテラスタル環境には完全に乗り遅れた…orz

レギュレーションCからはランクマッチをマスターボール級まであげるくらいにはプレイしていたものの、自分にはダイマックスのほうが合っていたなーと思った。

一方で今作ではライブ観戦機能が備わっていなかった為か、公式大会のレギュレーションがOTS/Bo3(お互いにポケモン6匹のテラスタイプ/特性/技/持ち物を公開して対戦する最大3戦2本先取の形式)となり、PJCS予選以降WCSに向けてこの形式の対戦会が多く開催され、この形式には強い興味があり参加するようになった。

CTS(構築の内容を公開しないランクマッチ形式の対戦)では、パオジアンやカイリューのようなテラスタイプをある程度絞れるポケモンがいる一方で、テツノカイナ・ディンルー・ヘイラッシャなどテラスタイプがバラけるポケモンもおり、これらに対してじゃんけんを強いられる状況がしばしば存在したが、OTSは事前にある程度プランを練れるという点でこの形式は自分に合っていたのだと思う。

来年もOTSをプレイしたい一方で、いつも悩みとしているCTSへの勝ち方をもっと学びたいと考えています(PJCS・WCSへ参加するにはランクマッチ形式の対戦に強くならなければいけないので…)。

最後に

私はかなりの気分屋であり、ポケモンやブログの活動もマチマチになると思いますが、今年はいくつかの記事を投稿し、閲覧してくれた皆様にはX(旧Twitter)並びにYouTubeで大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします🙇

 

【メガテラスクエア Best4】パオカイエンテイ

 

個体解説

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/ani-shiny/dragonite.gif

カイリュー(ノーマル):せいしんりょく@こだわりハチマキ

しんそく/つばめがえし/げきりん/アクアジェット

191(196)-204(252)-116(4)-×-122(12)-106(44)

調整

HB:A204カイリューのノーマルテラスタル鉢巻しんそく(災込)耐え

S:無振り85族抜き

BD:余り振り分け

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/gen5/chienpao.png

パオジアン(ゴースト):わざわいのつるぎ@きあいのタスキ

つららおとし/せいなるつるぎ/ふいうち/まもる

155-189(252)-101(4)-×-85-187(252)

調整

特になし

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/ani-shiny/entei.gif

エンテイ(ノーマル):せいしんりょく@とつげきチョッキ

せいなるほのお/しんそく/じだんだ/バークアウト

201(84)-183(252)-106(4)-×-100(36)-137(132)

調整

HD:C207タケルライコの磁石10まんボルト2耐え

S:S-1の最速135族抜き

B:余り4

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/ani/urshifu-rapidstrike.gif

ウーラオス(水):ふかしのこぶし@こだわりスカーフ

すいりゅうれんだ/インファイト/とんぼがえり/アクアジェット

183(60)-200(252)-121(4)-×-82(12)-140(180)

調整

HB:A204カイリューのノーマルテラスタル鉢巻きしんそく(災込)耐え

S:S138(スカーフ込みで最速135族抜き)+2

 

別途調整安

182(52)-192(196)-121(4)-×-90(76)-140(180)

調整

HB:A204カイリューのノーマルテラスタル鉢巻きしんそく(災込)耐え

HD:テラスタル時C129エルフーンムーンフォースを乱数2耐え(99.61%)

S:S138(スカーフ込みで最速135族抜き)+2

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/ani-shiny/rillaboom.gif

ゴリランダー(草):グラスメイカー@おんみつマント

ウッドハンマー/グラススライダー/とんぼがえり/ねこだまし

203(220)-187(196)-111(4)-×-92(12)-115(76)

調整

A:11n

S:ミラー意識でできるだけ高め

HBD:H=B+Dになるように振り分け

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/gen5/ragingbolt.png

タケルライコ(電気):こだいかっせい@ぼうじんゴーグル

エレキネット/りゅうせいぐん/じんらい/まもる

224(188)-×-112(4)-206(244)-112(20)-102(52)

調整

H:グラスフィールド意識の16n

S:無振り80族+2

C:ダメージを伸ばすための残りをできるだけ高く

HBD:H=B+Dになるよう振り分け

 

 

まつげの森BO3大会時

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/gen5-shiny/fluttermane.png

ハバタクカミ(フェアリー):こだいかっせい@ブーストエナジー

ムーンフォース/シャドーボール/こごえるかぜ/まもる

145(116)-×-83(60)-172(132)-156(4)-198(196)

調整

HB:A189パオジアンのふいうち耐え

S:ミラー意識でできるだけ高く

C:ダメージを伸ばすための残りをできるだけ高く

D:余り4

 

作成経緯

藍の円盤が解禁されたことによる大きな変化はガオガエン入りのスタンが増えたことである。当然、メガテラスクエア当日もこれらとのマッチングが多いと考え、これらに関して比較的イージーウィンを狙えるパオジアン・カイリュー(所謂パオカイ)が刺さると考えた。

新たなノーマルテラスタルしんそくの使い手としてエンテイが注目されているが、エンテイのノーマルテラスタルしんそくは火力が低く、このポケモンを個人的にこだわりで使うのは弱いと考えている。一方で、元から使用していた自分のパオカイ(【テラスクエア26 準優勝】パオカイウーラ - 翔さんのメモ帳 (hatenablog.com))にはチョッキヒードランを長らく組み込んでいたが、このポケモンの難点として受けだしはできるが素早さが低く、受けだしから返す前に倒されてしまうことが多かった。

エンテイはタイプ受け、数値受けそこできないものの4倍弱点を持たないという点でヒードランより安定性があり、素早さも高いこと、パオジアンとのシナジーが良い事もありヒードランからエンテイに変更し、とつげきチョッキによる特殊攻撃への耐性を確保した。また、とつげきチョッキにすることで打ち分けができ、この点がエンテイの強い点であると評価している。

カイリューは主力のノーマル・ドラゴン・ひこうが鋼タイプに一貫して半減され、一方でアイアンヘッド・じだんだ・けたぐり等はこだわる技としては弱いため、半減されるリスクをこだわることによる火力のゴリ押しで補償している。

こうして、パオジアン・カイリューエンテイという並びに、これらのポケモンは全体技を覚えずまもる択を作ってしまうため、まもる択を潰せる水ウーラオスを採用した。

ここまでで、これらのポケモンは先制技を主体に戦うため、サイコフィールドがノイズになり、これに抗うためにグラスフィールドにフィールドを書き換えられるゴリランダーを採用した。また、ヘイラッシャ・シャリタツに対してゴリランダーでテラスタルを誘うことで裏からウーラオスのすいりゅうれんだやパオジアンのつららおとしを通すための役割も担う。

持ち物はゴリランダーの持ち物としては余り見ないおんみつマントであるが、ねこだましサイクルを切れること、はやてがえしに対して強いなど事故を減らせる点を評価し、その代わりの火力の担保としてタイプ一致の草テラスタルとしている。

最後は前日のまつげちゃんねる(まつげちゃんねる - YouTube)の大会では、ハバタクカミを採用していたが、今の環境ではS活性カミでは火力が足りず、逆に防御が低いことでゴリランダーやガオガエンの前で強気に動かせないことが多く、選出機会があまりないことがネックであった。

そこで、迷ったもののハバタクカミより素早さは劣るものの耐性、火力ともに申し分のないタケルライコを採用し、エレキネットを採用することでエンテイの配分意図を崩すこともなく構築に組み込むことができた。

おかげでメガテラスクエア予選を全勝で突破し、Best4になることができたが、パオカイ自体は構築単位で柔軟な立ち回りができるわけではなく、事前に考えたプランを通す構築であるので、OTS/Bo3のような事前に相手の構築の中身を割ることができる対戦形式には強い一方でランクマッチのようなCTS環境では使いづらいと思われる。

 

最後に

テラスクエア(テラスクエア【週末ダブルバトル大会】(@TeraSquareOffl)さん / X (twitter.com))が年内で休止になるということで、今回が一旦最後の戦いであった。優勝こそ逃したものの、自分でも思った以上のところまで進むことができた。こうした機会が与えられたのも運営の人たちのおかげであり、約1年間楽しい場所を提供してくれたことにとても感謝しています。

いつの日にか、必ずまたプレイヤーとして戦いの場に立ちたいと思っています!ありがとうございました!!

https://pbs.twimg.com/media/GCl-_AObYAACncj?format=jpg&name=medium

www.youtube.com

一旦大会は終了しましたが、後日配信卓以外の対戦も公開されるため、もう少しテラスクエアの戦いは続きます!!

 

 

【レギュレーションF】ゴリラガエンサイクル

実績:ピヨリリィ練習会12/27 最終14位(レート1592.019)

 

はじめに

今回は、2024年1月からのレギュレーションFに先駆けて開催された仲間大会(ピヨリリィ杯)で使用した構築について記述します。

注:性格による補正は赤を上昇補正青を下降補正としています。

主催のピヨリリィさんのアカウント⇩

https://twitter.com/PiyoLily145

 

個体解説

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/ani-shiny/rillaboom.gif

ゴリランダー(毒):グラスメイカー@みどりのプレート

ウッドハンマー/グラススライダー/とんぼがえり/ねこだまし

203(220)-187(196)-111(4)-×-92(12)-115(76)

調整

A:11n

S:ミラー意識でできるだけ高め

HBD:H=B+Dになるように振り分け

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/ani-shiny/incineroar.gif

ガオガエン(水):いかく@オボンのみ

フレアドライブ/はたきおとす/すてゼリフ/ねこだまし

202(252)-136(4)-139(132)-×-120(76)-86(44)

調整

HD:C187ハバタクカミのフェアリーテラスタル眼鏡ムーンフォース耐え

S:ミラー意識で少し高め

B:余りでできるだけ高く

A:余り4

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/gen5-shiny/fluttermane.png

ハバタクカミ(フェアリー):こだいかっせい@こだわりメガネ

ムーンフォース/シャドーボール/マジカルシャイン/パワージェム

143(100)-×-92(132)-174(148)-156(4)-188(124)

調整

HB:A172パオジアンのつららおとし確定耐え

S:準速135族抜き

C:2nかつできるだけ高く

D:余り4

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/gen5/ragingbolt.png

タケルライコ(電気):こだいかっせい@とつげきチョッキ

10まんボルト/りゅうせいぐん/じんらい/ウェザーボール

213(100)-×-121(76)-206(244)-110(4)-106(84)

調整

cobalt調整

最新のものはコチラを参照

kobarutopoke.hatenadiary.jp

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/ani-shiny/tornadus.gif

トルネロス(ゴースト):いたずらごころ@おんみつマント

こがらしあらし/にほんばれ/ちょうはつ/おいかぜ

186(252)-×-110(156)-146(4)-116(44)-138(52)

調整

HB:A183エンテイのノーマルテラスタル鉢巻しんそく(災込)確定耐え

HD:C131ラティアスれいとうビーム確定2耐え

S:ミラー意識でできるだけ高く

C:余り4

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/ani/urshifu-rapidstrike.gif

ウーラオス(鋼):ふかしのこぶし@しんぴのしずく

すいりゅうれんだ/インファイト/アクアジェット/みきり

189(108)-192(196)-121(4)-×-90(76)-133(124)

調整

A:B4振りパオジアンにすいりゅうれんだの乱数幅が変わるライン(98.02%)

HD:C167化身ランドロスちからずく珠だいちのちから確定耐え

S:ミラー意識でできるだけ高くしつつ準速80族抜き

B:余り4

 

作成経緯

藍の円盤で新たに解禁されたガオガエンを使いたい!というところから組んだ構築。ダブルバトルのおいてこのポケモンの有無は非常に大きく、とくにサイクル戦において威嚇・猫騙し・すてゼリフ・とんぼがえりを使えるガオガエンは中間択の作りやすく、まさにパーティの潤滑油である。

新たに追加されたタケルライコなど水ウーラを取り巻く環境は厳しくなりつつあるが、それでも水ウーラは未だに一線を画す強さではある。また、テラスタルによるお手軽強化先制技(特に神速・不意打ち)これらはガオガエンが弱点をつかれることや威嚇が効かないポケモンが多いので、この辺りをまとめて相手できるハバタクカミ+トルネロス(日本晴れ)を組み込み、ガオガエン・ゴリランダー・水ウーラオスのサイクルとトルネロス・ハバタクカミ・水ウーラオスの追い風展開の2つのプランを本筋として用意した。
残りの一枠には、トルネロス・水ウーラオスに抗うことができ、ガオガエン・ゴリランダーが触りづらいタケルライコを組み込んだ。

GS1 ザシアンサイクル

 

ザシアン(剣の王)

Zacian-Crowned @ Rusted Sword  

Ability: Intrepid Sword  

Level: 50  

Tera Type: Water  

EVs: 252 HP / 76 Atk / 4 Def / 12 SpD / 164 Spe  

Adamant Nature  

- Behemoth Blade  

- Play Rough  

- Swords Dance  

- Protect

調整

S:準速135族(実数値187)+2、A:性格補正意識の11n

 

ガオガエン

Incineroar (F) @ Sitrus Berry  

Ability: Intimidate  

Level: 50  

Tera Type: Grass  

EVs: 252 HP / 4 Atk / 212 Def / 4 SpD / 36 Spe  

Impish Nature  

- Flare Blitz  

- Knock Off  

- Parting Shot  

- Fake Out

調整

特になし。HB厚めで、ミラー意識の少しS振り

 

スイクン

Suicune @ Leftovers  

Ability: Inner Focus  

Level: 50  

Tera Type: Dragon  

EVs: 252 HP / 252 Def / 4 SpD  

Bold Nature  

- Scald  

- Snarl  

- Tailwind  

- Protect

調整

特になし。HBぶっぱ、余りD

 

ゴリランダー

Rillaboom (F) @ Assault Vest  

Ability: Grassy Surge  

Level: 50  

Tera Type: Water  

EVs: 188 HP / 252 Atk / 4 Def / 12 SpD / 52 Spe  

Adamant Nature  

- Wood Hammer  

- Grassy Glide  

- U-turn  

- Fake Out

調整

D:2n、グラスラで縛れる範囲を広げるAぶっぱ、ミラー意識でS気持ち多め。

 

ファイヤー(ガラルのすがた)

Moltres-Galar @ Choice Scarf  

Ability: Berserk  

Level: 50  

Tera Type: Ghost  

EVs: 252 HP / 44 Def / 4 SpA / 4 SpD / 204 Spe  

Timid Nature  

- Fiery Wrath  

- Air Slash  

- Foul Play  

- Snarl

調整

S:最速黒馬(実数値222)抜き、余りHBCD振り分け。

 

ランドロス(化身フォルム)

Landorus @ Life Orb  

Ability: Sheer Force  

Level: 50  

Tera Type: Poison  

EVs: 4 HP / 252 SpA / 252 Spe  

Timid Nature  

- Sandsear Storm  

- Earth Power  

- Sludge Bomb  

- Protect

調整

CSぶっぱ。