【テラスクエア24 優勝】イイネロンゲサイクル式パオカイ

 

はじめに

(注)各ポケモンの性格補正は赤→上昇青→下降としている。

今回は、まつげチャンネルの大会(OTS/Bo3)優勝、豆屋晴嵐さん主催の大会(OTS/Bo1)で予選5-1抜け、3位の構築について簡単に記述する。

後に、テラスクエア#24優勝も追加。

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個体解説

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/gen5/okidogi.png

イイネイヌ[水]:ばんけん

192(228)-176(92)-136(4)-×-123(132)-107(52)/食べ残し

ドレインパンチ/叩き落とす/ビルドアップ/守る

調整: HP→16n/A→11nかつ2n※/B→2n※/D→余り/S→無振り85族抜き抜き

※ビルドアップの効率意識

備考

・HD方面の伸びを意識して、16nぴったしに調整

・所謂普通の積みイイネイヌ。ドレインパンチはメインウェポンとして、残り一つはゴーストタイプ及びにゴーストテラスタル意識で叩き落とすにしました。OTSだと相手の持ち物が見えるので、例えば相手の拘りスカーフを叩きとしてコチラのスカーフウーラオスを通すといったプレイングもできることを評価しました。これによって逆にフェアリータイプに打点を失いましたが、他のアタッカーで十分相手できるのでこれでいいと思います。

→レギュE環境にはアローラキュウコンがいるので、どくづきかダストシュートのどちらかを採用した方が賢明です。

・テラスタイプは水を採用しました。竜テラスタルもいいですが、タイプ的にハバタクカミに一致技で弱点を付かれないという点を評価して、水にしています。

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/ani-shiny/grimmsnarl.gif

オーロンゲ[霊]:悪戯心

202(252)-140-108(180)-×-115(76)-80/隠密マント

ウルクラッシュ/リフレクター/光の壁/捨てゼリフ

調整:HB→ノマテラカイリューのハチマキ神速(災込)耐え/HD→余り

備考

・普通の壁ロンゲです。

・テラスタイプは神速を透かせるゴーストにしています。

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/ani/urshifu-rapidstrike.gif

連撃ウーラオス[水]:不可視の拳

183(60)-200(252)-121(4)-×-82(12)-140(180)/拘りスカーフ

水流連打/インファイト/アクアジェット/蜻蛉帰り

調整:S→最速ツツミ抜きを意識した実数値138@スカーフ+2

備考

・普通のスカーフウーラオスです。

・初手に出して圧をかけることも、終盤に出して守る択を消すことで詰め筋を作りやすくしてくれます。

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/ani-shiny/heatran.gif

ヒードラン[妖]:貰い火

195(228)-×-130(28)-200(252)-126-97/突撃チョッキ

熱風/ラスターカノン/大地の力/テラバースト

調整:特になし。

備考

・持ち物に突撃チョッキを採用しているので、気持ちHB方面の耐久を伸ばした。

・主にオーロンゲの引き先として機能。

・耐性と耐久を活かして熱風を連打し、火傷やテラスを切っていないカイリューの神速圏内に押し込んだりするのが主な役目。

・草テラスも強いですが、フェアリー打点は欲しいのでフェアリーテラスタルの方を評価しています。

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/gen5/chienpao.png

パオジアン[霊]:災いの剣

155-189(252)-101(4)-×-85-187(252)/気合の襷

氷柱落とし/不意打ち/聖なる剣/守る

調整:特になし

備考

・普通のパオジアン。

・予選ではテツノカイナが居たので聖なる剣を切って、じごくづきを採用していましたが、本戦では聖なる剣に戻しました。

 

https://play.pokemonshowdown.com/sprites/ani-shiny/dragonite.gif

カイリュー[普]:精神力

191(196)-204(252)-116(4)-×-122(12)-106(44)/拘り鉢巻き

神速/燕返し/逆鱗/アクアジェット

調整:HBノマテラカイリューのハチマキ神速(災込)耐え/S→無振り85族抜き

備考

・受け駒として使いたいのでマルチスケイルも捨てがたいが、壁があることと初手に出すことも意識し、威嚇や猫による妨害を受けない精神力を採用しました。

振り返り

 Bo3においてはイイネロンゲ+ドラン+@1のサイクル選出と、パオカイ+水ウーラといった速攻の選出で立ち回りの緩急をつけることができる。

 Bo1においてはパオカイや寿司、その他サイクル系の構築にはイイネロンゲ+@2の選出をするが、壁構築は所謂急所(運負け)を引く確率も高いので、パオカイ+水ウーラ+@1といった選出をすることも多い。

 この形に至る流れとしては、まずイイネイヌ、オーロンゲ、ヒードランランドロス、パオジアン、ゴリランダーの原案があり、かなりサイクル意識の強い構築だった。ただし、ゴリランダーの選出率が低かったため、テラスクエアではS操作ができるサンダーを、ピヨリリィ杯ではトルネウーラに強いテツノカイナを採用していた。

 ただし、いずれもしっくりこず、新たにまつげの森大会について試案を進めている時にカイリューの存在を見出した。カイリューは水ウーラオスに強く、神速を使えるためS操作のないこの構築において、追い風やトリル構築に対してそれらの上から高い火力の攻撃を浴びせることができる。

 また、元々寿司対策で入れていたパオジアンがカイリューと相性が良く、所謂パオカイの初手を選出択に加えることができる。

 そして、カイリューが入ったことで浮いているランドロスの存在価値が薄くなった。この頃、DLCの解禁により新たに登場したオーガポン、ゴリランダーのグラススタイダーなど草炎水タイプの゙技が猛威を古いこれらに対して等倍以上となるランドロスの評価が低くなったからである。

 一方、これらのタイプを半減に抑えられるドラゴンタイプのカイリューの価値が高まり、ランドロスを変えてもいいと判断した。そこで、そのままスカーフを他のポケモンに渡す形で、スカーフを持って強いポケモンとして、詰めで相手の守るを考慮しなくて良くなる水ウーラオスがこの枠に入り、上記のような構築が完成した。

 ただ、テラスクエアの予選やランクマッチのようなクローズドの環境ではイイネロンゲの積みがどこまで刺さるか判断が難しいので、テツノカイナとハバタクカミを入れたものを使用しています。