ポケットモンスター ソード・シールドで開催された仲間大会に参加してきたので、振り返り程度に...
2023/05/15 ガラルきこくはい(GSルール)
戦績:〇〇×〇〇×〇〇〇(7-2)
普通のRinya Sun。この並びはVGC2022の最初から最後まで強かったが、INC~PJCS予選期間中はオザシとザシイベルを握っていたので、使い始めたのは夏のポケモン甲子園くらいから。(もっと早く握るべきだった...orz)
個体解説
185(252)-×-112(108)-130(4)-108(20)-149(124)
終盤にかけて流行った耐久振りのリザードン。Sをダイジェット1回で黒バドレックス抜きまで伸ばして、後は耐久に回した。
守る/熱風/エアスラまでは確定で、残りの枠は竜の波動・ソーラービーム・原始の力辺りでカスタマイズしていたが、耐久に振った都合でそこまで火力が伸びないので熱風とブラストバーンの炎技同時採用となった。
ダイマックス中はブラストバーン媒体の巨大獄炎を打ち、ダイマックスが終わったら熱風とブラストバーンを打ち分ける感じ。
暴風とエアスラッシュは好みがわかれるが、晴れ状態で暴風を打つストレスに耐えきれなかったので、威力より命中を取った。
ガオガエン:腕白
202(252)-136(4)-149(204)-×-112(12)-85(36)
A244ザシアンの+1せいなるつるぎを耐えるBラインを確保しながら、ガエンミラーで相手に猫の圧力をかけたいのでSに少し多めに割いた。
持ち物を当初はシュカのみにしていたが、白馬パルキアが多いことを見越して防塵ゴーグルにした。
グラードン:意地っ張り
207(252)-201(100)-161(4)-×-126(124)-114(28)
攻撃の要。努力値は先人の文献を参考にしつつ、少しSを伸ばした。
このポケモンの技は断崖の剣以外諸説だが、今回はゴリランダーやモロバレルへのダメージを伸ばすためのヒートスタンプ、命中が比較的安定しS操作を行える岩石封じ、黒バドレックス・ルナアーラ意識のシャドークロ―を採用した。
基本的にはリザードンの隣に置いてサンパワーを発動させながら、ダイジェットを乗せていくのが基本だが、ダイアースそのものが強く、また絶対に地面技を当てないといけない盤面ではコイツにダイマックスを切ろう。
ザシアン:意地っ張り
194(212)-220(76)-135-×-135-196(220)
恐らく剣盾GS最強の伝説ポケモン。元はHSで使っていたが、あまりに火力が足りなかったので、陽気Aぶっぱと同じ火力になるラインまで攻撃に努力値を振った。残りはいい感じに降ったがHを8削って、BDに4ずつ振り分けても良かったと思う。
ザシアンミラーは早い方が正義だと思うので、Sも少し欲張っている。
技は電光石火・身代わり・剣の舞辺りも候補だが、パルキアに打てるじゃれつくとガエン・ディアルガ・ソルガレオに打てる格闘技が欲しかったので聖なる剣を採用した。
オーロンゲ(非キョダイマックス個体):慎重
202(252)-140-98(100)-×-126(156)-80
火力が高くなるGS環境において味方を安全に動かすためのサポート枠。リフレクター・光の壁でリザードンのダメージを抑えて弱点保険の起動させたり、本来不利な相手と強引に打ち合うのを助けてくれる縁の下の力持ち。
S操作は怖い顔と電磁波がありますが、確実性より痺れで取れるアドバンテージのデカさを取って電磁波にしました。
攻撃技は当初はパルキアやカイオーガ等の特殊禁伝のCを下げられるソウルクラッシュでしたが、イカサマによる雑削りの優秀性を評価してイカサマにしました。
持ち物は色々あると思いますが、ザシアンの巨獣斬を強引に耐えるためにリリバのみにしました。
トリトドン:穏やか
209(180)-×-106(140)-112-138(188)-59
ダイストリームの一貫を消すための重要なピース。実際には構築にいるだけで相手に圧力がかかることと、オーガ使いはほぼ確実に草枠を入れているため一本勝負で選出することは稀。
寧ろトドン対策の草枠を強要させて、そこをグラードンのダイバーンやガオガエンのフレアドライブで狩っていたイメージ。
ラス1でカイオーガとの打ち合いに強くするため、今回は特殊に厚く努力値を割きました。
反省
負けは白馬レシラム1回とオザシ1回だった。
白馬レシラムの方は初手のレシラムは想定できていたが、オーロンゲを出さずガオガエンから出したため初手でガオガエンが倒されてしまったので、オーロンゲを出しておくべきだった。
オザシの方は初手ザシロンゲvsエルフオーガ(スカーフ)で、オーガに電磁波じゃれつくを打ったが電磁波を外して手助け潮吹きでジ・エンドした...電磁波の悪いことろがでた。ザシアンをグラードンに引きながら壁を打つ選択肢もあったが、通れば勝ち確くらいの雰囲気はあったのでこれは割り切りたい。
2023/05/18 第1回 あざむきのもりカップ(全国ダブル)
戦績:×〇×〇×〇〇〇×〇〇〇(8-4)
剣盾の全国ダブルからダブルの対戦を本格的に始めたので、個人的に思い出深いルール。マッチングしたときに知っている人にはほぼバレる程度には、擦って擦って擦りまくっている構築。
以前、第2回ケビンリーグプレミアでもエンテイの部分がレイスポスの構築で優勝した。
構築経緯
以前に海外で行われていた「Pokméon Players Cup Ⅳ」で興味を持ったのが始まりで、そこから記事を漁ってできたのが本構築である。
最初はレイスポスを使用していたが、レイスロンゲで初手に並べるとレイスポスが暇になる部分が多く、デバフをかけながら相手に圧力をかけられるポケモンを探していたところ、エンテイが入った似たような構築を見かけたので、エンテイを入れてみたところ噛み合いが良く、エンテイの採用に至った。
For the 2nd time in a row, I'm in the Players Cup Global Final!
— Leonardo Bonanomi (@IlbonaVGC) 2021年7月3日
Happy for my consistency, let's see how it goes in 2 weeks.
Team was🔥@pero_francesco is the best teambuilder, S/O to him.
Also S/O to @Nirinbo_VGC @AsuyaXVII @Mean_vgc @Lele_Briganti @PaghyVG @moltogreve for all. pic.twitter.com/8kVtlDWh3r
個体解説
エンテイ:陽気
191(4)-167(252)-105-×-99-167(252)
元はレイスポスであったところに代わって入ったポケモン。
レイスポス:臆病
207(252)-×-93(100)-165-100-187(156)
シャド―ボール/バークアウト/挑発/鬼火@広角レンズ
S:最速61族@スカーフ抜き
物理には鬼火、特殊にはバークアウト、サポートポケモンには挑発でそれぞれ機能を停止させるポケモン。初手の安定性が高く、ロンゲと並べることで相手のダイマックスを凌いだり、初動の展開を阻止するポケモン。
一方で、やることがなく暇になることも多かった。
そこで、代われるポケモンを探していたところ見つかったのが上記のエンテイである。エンテイは聖なる炎・バークアウトでレイスポスと同等の仕事ができる一方で、素早さは100族と遅いことはないがやや物足りなく、挑発ができない、火傷を保証できない点でレイスポスに劣る部分もある。
しかし、威嚇に強くストーンエッジでガオガエンや一致ダイジェットを打ってくる飛行タイプに抜群を取ることができ、神速でミリ耐えしたポケモンを縛ることができる点でレイスポスより優れている。また、裏から出すこともできるので、レイスポス程選出を固定されないのも良いポイントだった。
必然的に4枠をすべて攻撃技で埋めることになるため、持ち物は突撃チョッキ一択である。
オーロンゲ:腕白
202(252)-140-121(196)-×-103(60)-80
ほぼ初手に出すサポート枠。防御に厚くしているが、特殊にもう少し厚くしても良かったと思っている。
リフレクターと光の壁で味方の耐久を上げながら、トリックでもちもの操作を行い相手の動きを狂わせる。特にサマヨールやポリゴン2といった進化の輝石をもつポケモンはそのままだと倒すのが困難なので、早めに輝石を取り上げておきたい。
持ち物は後攻の尻尾も候補だが、浮いているポケモンに鉄球を渡すことでランドロスのダイアースを通せるようになるので偉い。
攻撃技は特攻を下げることができるソウルクラッシュを採用している。
ランドロス:陽気
165(4)-197(252)-110-×-100-157(252)
この構築のダイジェットエースその①。このポケモンの命の珠ダイアース・ダイジェットが弱いわけがない(確信)。岩雪崩は怯みの押し付け、ボルトロス等にダイロックとして打てるので採用。守るの枠は剣の舞と要相談。
このポケモンはダイマックスしないと本当に窮屈な動きしかできないので、選出するなら多少事故ってもダイマックスした方が良い。
レジスチル:腕白
187(252)-×-216(212)-×-170-76(44)
実はこの構築の真のエース。このポケモンを序盤~中盤に上手く着地させて如何に万全の状態を整えられるかが鍵。
このポケモンを選出するなら残数よりも、積める場面で着地させるかが重要。
ケビンさんとのマッチング。相手の盤面がロックポリ2であったので、レジスチルの着地が安定し、コータスが来る前にレジスチルの準備を整えることができた。
ただし、展開はスローペースになるため相手の急所、追加効果等による負けを引きやすく、滅びパに出すと簡単に詰まされるのであまりおススメはしない。
Sはダイジェット+2回で最速86族まで抜けるが、最速ウーラオスを抜けるところまで素早さを伸ばすのもアリ。
Gファイヤー:控えめ
165-×-111(4)-167(252)-145-142(252)
ダイジェットエースその②。主にレジスチルのボディプレスが通らないゴーストタイプがいる場合に選出する。また、高速展開をする場合にはランドロスとセットで選出することもある。
参考元は弱点保険で採用されていたが、フシギバナコータスのような並びに安定する選出を求めた結果、防塵ゴーグルの採用に至ったため、耐久を切ってCSにぶっぱした。
飛行技は威力よりも命中重視でエアスラッシュを採用。
イカサマは個人的おしゃれポイントで、ほぼ初手ダイマしてくるメタグロスやダイアースを積まれた後のランドロスへの打点として採用している。
レジエレキ:臆病
155-×-70-152(252)-71(4)-277(252)
エレキネットによるS操作、ボルトチェンジによる盤面操作、10万ボルト(ダイサンダー)による削りを行える器用なポケモン。主にカプ・レヒレがいる相手には積極的に選出していた。環境トップのランドロスに手も足もでないので、あまりダイマックスはしないポケモン。
採用している技がすべて欲しいので、破壊光線を採用する枠がないのだが、地面タイプへの打点がどうしても欲しい場合は、守るか10万ボルトを切って、破壊光線を採用するのもあり。
持ち物は気合の襷も採用候補ではあるが、ボルトチェンジで控えに戻ったり、エレキネットを打つときのダメージを少しでも伸ばしたかったので、磁石を採用した。また、そもそも控えに戻った後に死に出しのクッションで投げることもあるので、下手に襷で残られると困るという理由もある。
反省
負けは強運ダイマキッス1回、怒りの壺ワルビアル1回、ドラパレヒレ1回、サンダーロンゲ1回だった。
強運ダイマキッスは構築的に重く、勝負を急ぎ過ぎたのが敗因だった。
怒りの壺ワルビアルは完全にPONで、初手は読み切っていたのにGファイヤーにダイマックスを切らなかったのでGファイヤーがワルビアルのダイロックで倒され、エレキネットでSを下げていたユキメノコに怒りの壺を起動されてしまった。
ドラパレヒレは上手く相手に回され、ドラパルトの弱点保険を触ってしまって負け。これはワイが下手過ぎた。
サンダーロンゲはフシギバナコータス入りの構築への想定選出を上手く咎められ、トライアタック急所で完全に勝ち筋を潰され敗北。ただし、耐えてもかなりキツい盤面であったため、どのみち負けていたとは思う。相手が強かった。